「ワーク・ライフ・バランスは何故...
2012年3月6日
2011年12月18日(日)に我々NPO法人「わぁくらいふさぽーたー」と、埼玉県男女共同参画推進センター共催によるセミナーとイベントを行いました。師走のお忙しいところにも関わらず、本当に大勢の方にご参加頂きました。ここに、あらためて御礼申し上げます。
第一部 演題「ワーク・ライフ・バランスはなぜ必要か?」
(株)ワーク・ライフバランス 代表取締役 小室淑恵氏の基調講演
第2部 テーマ「それぞれの立場からのワーク・ライフ・バランスを考える」
- さいたま市長の 清水勇人氏
- 大宮アルディージャ トータルアドバイザーの 清雲栄純氏
- チェスター司法書士事務所 代表司法書士の 三浦美樹氏
- NPO法人「わぁくらいふさぽーたー」 代表理事の阿部重利
の4人でパネルディスカッションといった内容で開催させて頂きました。
ここで、ご参加頂いた多くの方からのアンケートの一部をご紹介させて頂きます。
〇会社経営をしていますが、自社にとって、とても参考になりました
〇残業の多い会社で働いていますが、組織の活性化のため今後に活かしていきたい
〇今回頂いた様々なヒントを自社に置き換えて考えてみたい
〇是非次回のイベントも参加したいので、連絡して下さい
〇これまでは、企業にとってワーク・ライフ・バランスは労働力の低下を招くもので、主張してほしくない事と思っていたのですが、 実はそうではなくて、これがこれからの企業にとってプラスの面が多いテーマで、「認識を大いに改めなければならないと強く思いました
〇パネルディスカッションの中ですごく印象に残ったのが、「イキイキ」という言葉、ワークライフバランスを実現してイキイキと働ける職場にしたいと思いました
〇「ワーク・ライフ・バランス」とはこういうものだ!という固定概念があったものの、イベントに参加して、目からウロコだった
〇ワーク・ライフ・バランンスは福利厚生の一環として考えるのではなく、「経営戦略」として考えるということを知った
〇『仕事と生活』の『両方』が充実してこそ、人生の生きがい、喜びは増すのだということを改めて感じた
〇中小企業の経営をしていますが、自社でも十分取り組めると言うことがわかった。明日からでも取り組みたいので、是非相談にのってほしい
主催者として、ご参加頂いた方から、このようなご感想を頂くことはとてもうれしいことです。
やはり、それだけ皆さんのワーク・ライフ・バランスに対する関心が高いということだと思います。
これまで「自分には関係ない」、「自社には関係ない」、「女性の働き方の問題」、「育休のためだけの施策」などと考えていたものが、どれも間違いではないものの、必ずしも正解とは言い切れず、ある意味で勘違いしていたということに気付いた方が多かったようです。
とくに、小室淑恵氏の講演内容にもあったように、「介護休暇」の話などは、他人事ではないと、皆様の「気付き」になったとすれば幸いです。
現実の社会には、安定した仕事に就けず、経済的に自立することができない、仕事に追われ、子育てや老親の介護との両立に悩むなど、仕事と生活の間で問題を抱える人が多く見られます。
これらの諸要因が、働く人々の将来への不安や豊かさが実感できない一つの原因となっており、社会の活力の低下や少子化・人口減少という現象にまで繋がっている可能性すらあると思います。
我々NPO法人「わぁくらいふさぽーたー」はそれらの問題を解決するために、また、今回のように関心の高い皆様の要望に答えるために、今後も、様々なご相談にのったり、情報発信をして参ります!
そして、企業や働く人々皆様が、仕事と生活の調和=正に「ワーク・ライフ・バランス」を実現できるようご支援して行きたいと切に考えていますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。
特定非営利活動法人 わぁくらいふさぽーたー
代表理事 阿部重利