保育士不足解消対策について
2015年12月19日
いつも応援・ご支援ありがとうございます。
ワーク・ライフ・バランス&ダイバーシティ社会実現支援のNPO法人 「わぁくらいふさぽーたー」です。
今週17日、「厚生労働省が保育士の不足を解消する緊急対策を打ち出す」と報道されていました。
主な対策として、
・保育士の資格があるのに働いていない「潜在保育士」の復職を促すため、2年勤めれば返済不要となる就職準備への一時金を支払う。
・保育所向けの貸付制度も新設し、保育士資格を持たない人が保育所で働きながら資格を取れるよう促す。
・離職に歯止めをかけるため、事務作業を効率化するための費用を一部助成
といったものです。
その結果、「女性が子育てと仕事を両立できるよう保育の受け皿を50万人分増やす政府目標の達成に向け、不足する約9万人の保育士の確保につなげる」
ことを目指しています。
子育て支援、労働環境問題、働き方改革等々に関して問題提起と情報発信をしてきた弊法人としましても、この政策目標やベクトルそのものに対しては賛成の立場であります。
ただし、具体策としては、あくまでこのような一時的、入り口的な対策の上に、賃金や就労環境を改善する等、長期間雇用につながる根本的な解決策を望むところです。
引き続き、少子化、保育の質、保育士不足問題等に注意を払ってウォッチしていきたいと思います。