昨年に引き続き、今年度もしらこばと基金助成金事業をいただき、2013年11月30日に文教大学にて「女性のための働き続ける応援セミナー」を開催しました。

今回のセミナーは、当NPOの主旨でもあります①女性が働き続けることによる経済の活性化、

②女性が生き生き活躍することにより社会全体をより元気にする、という事を主旨に企画しました。

第１部は、「働き続けるためのセーフティネットを知ろう～社会保険ってなに？」

小岩千代子講師（社会保険労務士・当NPO正会員）による給与明細の見方(控除内容と労働時間)、公的医療保険、公的年金を中心とした社会保険の基本的な仕組みについて、事例による質問も交えながらの話がありました。また、今、問題になっているブラック企業に勤めてしまった時の対応策等についての話もあり、参加者のヒントになったのではないかと思います。

第２部は、

①「企業が求める人材とは？」阿部重利講師(当NPO代表理事)によるエンプロイアビリティ(雇用されうる能力)という視点で、雇用されるために必要なのもの、またその能力をどのように表現したら良いか？ということについて、実演を交えながら、わかりやすく表現し、参加者の理解を深めることができました。

②「社会を生き抜くためのコミュニケーション術～大人の流儀を知る」岩見真里子講師(当NPO理事)による仕事の３つのスキルとは？また、社会人に求められるコミュニケーション力とは？ということをテーマに、８つの性格分析や言葉の思い込みの危険についてワークシートを使用して、参加者に考えていただき、最後にそれぞれのワーク・ライフ・バランスやＱＯＬ(クオリティオブライフ・生活の質)の話があり、皆さんが自身をみつめ直すきっかけの場となったのではないかと思います。

③「社会人の転機・今までとこれから」というテーマで、最近、転職に成功した菊地雄大氏(当NPO正会員)にトーク形式で本音をお話しいただきました。学生から社会人１年生になった時の戸惑いや転職活動中であっても前向きになろうと取り組んでいた時の体験など。参加者の共感を多いに得た内容でした。

最後に今回の講義の実施に力を貸して頂いた文教大学の櫻井教授(当NPO会員)よりまとめのお話を頂きました。

終了後、希望者による簡単な懇親会を行い、皆さんの自己紹介や情報交換を行い、和やかな雰囲気の中終了いたしました。

◆参加者アンケートより

・社会保障、心理テストなど幅広く盛り沢山な内容でした。また客観的な立場から自分の位置を知ることが出来ました。

・とても親切にして頂いて、お話しもわかりやすく楽しめました。

・わかりやすい言葉づかい、用語、スピードで聞きやすかったです。

・トークセッション、本音もちらりと聞けて面白かったです。

・ニュースレターにホームページにアクセスするＱＲコードもあるとアクセスしやすくなるかも

と思いました。

・内容がわかりやすかったです。

・肩の力を抜いてストレートに話が聞けた。

・男女問わず役立つ内容で勉強になりました（男性参加者より）

・楽しかったです。また別のテーマでも参加させて頂きたいです（男性参加者より）

・構成にメリハリがあった。トークセッションがあったのは良かったと思います。

今回の参加者アンケートに「今後のセミナーのお知らせが欲しい」という方々もいらっしゃいました。ありがとうございます。今後も皆さまの「生きる力」の一助になるようなセミナー等を企画していきたいと思います。

今回の講師陣↑