女性の賃金 最高更新!?
2013年3月21日
平素はお世話になります。
ワーク・ライフ・バランス社会実現支援のNPO法人
「わぁくらいふさぽーたー」です。
先日、
「女性の賃金 最高更新」という新聞記事がありました。
記事によりますと、・・
厚生労働省の賃金構造基本統計調査では、
2012年のフルタイムで働く女性の平均賃金が前年比0.5%増の月額23万3100円と、
2年連続で過去最高を更新。
男女間の賃金格差も過去最小に縮まったとのことでした。
調査は、10人以上の常用労働者を雇う4万9230事業所の12年6月の所定内給与を対象としたものです。
女性の賃金は1989年以降、前年を下回ったのは2年だけで、毎年の伸び率は男性をおおむね上回り、その賃金水準は90年には男性の6割程度だったものが、12年は7割を超えたとのことです。
また、女性の平均賃金を業種別でみると、
卸・小売業は3%増、
生活関連サービス・娯楽業は1.6%増と、
女性が比較的多い業種での伸びが目立ちました。
これは、円高の影響が小さかった内需型のサービス業で人手不足感が強まり、
接客などを得意とする女性の給料が上がった影響があるものと思われます。
働く女性の数そのものも増えてはいますが・・
12年の女性の雇用者は前年より6万人多い2375万人と過去最高を更新しましたが、
日本では働く女性の6割が出産後に退職すると言われ、
20代後半から30代の女性が仕事から離れる割合はまだまだ先進国で突出しています。
私どもわぁくらいふさぽーたーも以前から主張している通り、
今後も女性の就労を増やすには、保育所の整備など女性が働きやすい環境をつくる必要があると思います。
女性を労働市場につなぎ留められれば、国内総生産を1.5%押し上げるとの試算もありますので、
弊NPOは今後とも、子育てと仕事の両立を支えるための支援活動及び情報発信を続けて参りたいと思います。